腑に落ちない尼崎USB紛失事件

事件概要

尼崎市の全市民46万人の住基情報含むUSBメモリーが紛失、委託先関係社員が持ち出す
最終的に紛失していたカバンが見つかる

問題整理

  • 業者
    • USBメモリで個人情報データを運搬することの許可を得ていないと思われること。
    • USB記録や媒体運搬を社員が単独で実施し、セキュリティの高い輸送方法を選択するなど配慮が無かった様子であること。
    • データ移管作業の完了後にUSBメモリ内のデータを消去していないこと。
  • 尼崎市
    • 住民基本台帳システムの全データを移管方法を事前確認してないと思われること。
    • USBメモリ等メディア帯出をチェックしていないこと。

扱うデータの重大さを受託企業や担当、また尼崎市の本件担当者は認識できていないように思えます。会見で市長は「然るべき対応をとっていく」とおっしゃっていましたが、重大データを取り扱うシステム業務において「当然のこと」を行えていない当事者の表現としては腑に落ちないものがあります。