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なんでもアリ・様々なテーマで綴るコラム亜空間。 | |
検索エンジンの話−使える検索エンジン |
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筆者のポータルサイトは、ほとんど検索サイトである。新しい協力検索エンジンも米国などで開発されている様であるが、定番サイトの位置付けや独自の検索スタイルはほぼ固まってきた。検索サイトを使うのはWebブラウジング基本中の基本であるが、冷静に分析したこともなかったので、Jackknife流ランキングにて使い方や評価などをご紹介したい。様々な調査でだいたい人気ダントツなのはYahoo!なのであるが、マイランクでは登録型エンジンは上位にこない。筆者はロボット型エンジン至上主義だ。理由は以下。 1)散らばっているキーワードをコンテンツの中から縦横無尽に探せるのがWeb検索の醍醐味と思うのでロボット型が好き。登録型だと本屋で表紙のコピーを見ながら目当ての雑誌を探すのと同じである。 2)登録型は紹介コメントだけで到底内容は判断できない。ロボット型は書き出しの数行が見られるから、目的の内容なのか、はたまた信頼できそうな情報か判断できる場合が多い。一方登録型は複数候補がある時はだいたい似通ったコメントのページが並んでおり、選別はほとんど運まかせである。 3)あくまで精神上の問題であるが、登録型は検索結果にモレがあるように感じてしまうので嫌である。ロボット型なら最悪でも2、3種組み合わせて使用することで、8割前後の主要ポイントをカバーできる気がする。(あくまで経験上の感覚) 検索エンジンの評価ポイントは、データが多く、更新が早く、自分の入れたキーワードが確実に検索されることと認識している。キーワードが確実というのは、例えばinfoseekなどは、キーワードを自動的に切り分けてヒットを増やしてくれるが、場合によっては切り離されると余計な候補が多くなってしまい嬉しくない場合もある。これらの点に注意して以下放言お許しいただきたい。 ●1位 goo 当初からロボット性能の評価が高く、経験上ヒット効率が最も良い検索エンジンである。但し聞いた話ではNTベースで動いているらしく、そのせいか調子が悪いことも多い気がするが、最近は安定してきた感じがする。過去にMETAタグが不完全で、ブラウザで文字化けをしてしまうことがあったが、その旨をサポートに連絡すると、即座に対応をしてくれた経験がある。そのようなわけで個人的な印象が大変良く、なおかつ一番使えるエンジンとして愛用している。検索する際は、含まれているキーワードをスペースで区切りながら入力していく。全角の記号も無視しないので、「インターネット・メール」と入力したら本当に「インターネット・メール」と書いてあるページのみヒットし、「インターネットメール」とかかれはページはヒットしない。確実にこの表現が欲しいというときに、余計な候補が入ってこないので便利である。候補を広げたければ、キーワードを切り離せばいいのだから。 ●2位 Infoseek ロボットの性能はまずまずであるが、データ総量はgooにちょっと及ばない感じである。しかしその分同じキーワードでもgooとinfoseekでは検索結果の傾向の違うことが多いので、組み合わせて使えば最強コンビ。これだけでかなり多種の情報にたどり着ける。インフォシークの唯一好きになれないところは、キーワードを勝手に分離してくれるところ。便利な場合もあるが、データを拾い過ぎて候補があふれかえることも多い。 ●3位 Yahoo!/フレッシュアイ/AltaVista(同着) 通常はgoo+infoseekで事足りるが、プラスアルファが欲しいとき使う検索サイトたちである。しかしそれぞれにgooやinfoseekには無い魅力がある。Yahoo!は言わずもがなポータルとしての実力、人気の高さと独特の切り口などがあり、「ある一つのキーワードに関する情報を集めたい」という場合よりも、漠然としたネットサーフィンに向く。フレッシュアイは更新の早さが大きな魅力で、最新ネタなどキーワードによってはgooやinfoseekすら及ばない最新情報にありつける。AltaVistaは海外検索エンジンであるが、大規模なデータベースと、使える検索オプションが魅力。AltaVistaでは複合語でもダブルクオーテーションでくくることによって一語として定義できるので、絞り込みがしやすい。 ●4位 Excite/Lycos(同着) 気分転換して探したい時など、たまにお世話になる検索サイト。性能はそこそこなのかもしれないが、個人的に敬遠してしまうのは画面のデザインが理由と思われる。つまらないことに見えるが、利用頻度が高い検索エンジンであるから、使いやすいことは当然として見やすいことも重要である。Exciteは独自の検索システムやパーセント表記などがあるのだけど、かえってみにくかったりする。Lycosの画面はYahoo!に似たシンプルデザインであるが、情報探求心が刺激されずなんとなく好きになれない。検索結果もシンプルかつ地味すぎる配色で、さらに文字が小さ目で嫌い。今久しぶりに両サイトを除いてみると検索結果表示方法が変更されていて、ニュース情報からの検索結果、登録型情報?(テーマディレクトリー別)、ロボットが採取した情報(通常の検索情報)などが併せて表示される。慣れないうちは、個人的に使いずらそうな印象である。 最後にご存じの方も多いと思うが、検索キーワードの入力時のちょっとした予備知識を加えておく。基本は欲しいキーワードを空白で区切って入れればよいのであるが、英単語の場合は注意が必要である。あとは状況に応じ検索エンジンを使い分ければ、快適な情報検索環境が実現できる。 ●日本語単語の検索について infoseekはキーワードを独自に切り分けてしまうようで、フレーズとして認識させることはできない。gooにはフレーズのオプションがあるが、イマイチ使い方が理解できない。exciteはinfoseek同様にキーワードを自動切り分けをするが、フレーズの指定もできる。 ●英単語の検索について 一時期はgooなどで全角と半角で検索結果が違ったような気がしたのだが、最近はどのサイトでも問題は無くなり、英字は全角・半角共に同じ検索結果が得られる。但し大文字、小文字の差で検索結果が微妙に異なることがある。
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